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✅はじめに
「今の自分でいいのだろうか?」「このまま進んで大丈夫?」
20代は、きっと多くのことに迷い、悩んでいることでしょう。
キャリア、恋愛、人間関係、将来への不安…考えることは山ほどあります。
でも、それは決して悪いことではありません。
20代という期間は、人生の基盤を作るとても重要な時期です。
それと同時に、20代は様々なものに対する感性が鋭く、成長意欲の高い人ほど深く迷いを感じてしまう期間でもあります。
しかし、そこで重要なのは、最終的には必ず人生は良くなると信じて、この貴重な20代という期間を過ごしていくことです。
今回ご紹介する「20代にしておきたい17のこと」は、そんな迷いがちな20代のあなたに、人生を豊かにするための本質的な指針を示してくれる一冊となるでしょう。
👥こんな人におすすめ!
- 「成長したいけど何から始めればいいかわからない」20代や30代
- 「このままでいいのか不安」を抱える20代後半〜30代前半
- 「人生の軸を見つけたい」と思っている若手社会人
📕この本を一言で言うと
迷いがちな20代が自分らしい人生を歩むための「本質的な成長」の教科書
💫ポイント3選
①【挑戦と経験】〜20代だからこそできること〜
20代は失うものが少なく、感性が鋭い黄金期間。
この時期にしかできない貴重な体験に全力で取り組むことで、人生の土台が築かれます。
①人生最大の失敗をする
成功者は必ず大きな失敗を経験している
幸せで成功している人たちを見ると、そのほとんどが10代・20代で「とんでもなく大きな失敗」を経験しています。
多額の借金を作ってしまったり、無謀な挑戦で大きな痛手を負ったり…。
なぜこれが重要なのか?
それは、20代の失敗は後でいくらでも挽回できるからです。
責任が少なく、捨てるものも多くない今だからこそ、思い切った挑戦ができるのです。
②死ぬほどの恋をする
人間が最も一生懸命になるのは誰かのことを本気で愛している時です。
誰かのことを愛する、恋するというのは人間のモチベーションの中で、最も高い1つです。
それに、20代のような若い時期は相手が好きというだけで突っ走ることのできる時期でもあります。
60代・70代の人に「人生で後悔していること」を聞くと、多くの人が「死ぬほどの恋をしなかったこと」を挙げます。
なぜ年を重ねると難しくなるのか?
• 心がオープンでなくなる:どんな素敵な人に出会っても、心が動かなくなる
• 感受性が鈍くなる:自分の好き嫌いがはっきりして、新たな価値観を受け入れにくくなる
また、歳を重ねると恋愛からすぐに結婚という話にもなりやすいです。
そうなると恋愛を純粋に楽しむことも難しくなります。
だからこそ、どうなってもいいから相手のことが好きだという「前のめりな体験」を20代のうちに経験しておくと今後、別のことに取り組む時にそれに対して情熱的に取り組むことができます。
20代を自分のハートの赴くままに生きるのか、しなければいけないことにがんじがらめになって生きるのか。
また、心がワクワクするという感覚も10年後も同じように感じられるのか保証はありません。
そうなると、心の動き方というのは弱くなってきます。
だからこそ、それを20代に経験しておくことで、心の動く力強いまま保つことができます。
③一流のものに触れる
人生は自分が触れたものになる
三流のものに触れれば三流の人間に、一流のものに触れれば一流の人間になります。
感性の鋭い20代だからこそ、積極的に一流の場所、体験、人に触れることが重要です。
愛に満ちたものに触れれば愛情豊かな人になり、不幸な人に囲まれれば自分も不幸になってしまいます。だからこそ、環境選びが人生を左右するのです。
また、一流の仕事をやっている人は、人当たりが柔らかく、独特のパワーを持っています。
アートであれ、政治であれ、ビジネスであれ本気で生きている人の周りには、違う空気が漂っています。
若い頃にそのような迫力に触れておくことはとてもいい経験になることでしょう。
②【人間関係と成長】〜人とのつながりが人生を決める〜
20代で出会う人、築く関係性が、その後の人生を大きく左右します。質の高い人間関係を築くことで、人生の豊かさが決まります。
親友を作る
豊かな人生に親友は絶対に必要
お金は頑張れば手に入り、仕事も努力すれば何とかなります。でも、心底信頼できる親友を持つことは、実はとても難しいことの一つです。
〈親友の定義〉
今持っているものを全て投げ出してでも、その人のために駆けつけられる相手
友人と親友の違い
• 友人:ギブアンドテイクの関係(何かしてもらったら、見返りを期待する)
• 親友:見返りを求めないギブの関係(ただその人のために尽くしたいと思える)
また、親友には境界線がなく、家族に近い存在ともいえます。
友人に対してはいくら相手のためと思っていても、相手に対して強くはなかなか言いにくいと思います。
しかし、親友となればそのような躊躇はなく、相手のためならばたとえ相手が少し傷つようなことであっても思ったことを率直にいえます。
そのような存在はとても大事なものなので、そのような関係を若いうちから築くことは大切です。
メンターを見つける
メンターは人生の山登りのガイドのような存在
欧米では、専門分野を持つ人は、ほぼ全員メンターがいます。
なぜかというと、メンターが自分と同じような時期にどんな問題に悩み、どう解決してきたのか。
そんな血の通ったアドバイスを直接もらえるからです。
〈良いメンターの条件〉
• 自分が憧れる存在であること
• 幸せな人であること(ビジネスで成功していても不幸な人は避ける)
また、メンターを選ぶ時、最初から有名な人を狙わず、身近な人から始めることが大切です。
有名な人は基本的に忙しかったり、たくさんの人に囲まれたりしており、なかなかアドバイスをもらえないことがあるからです。
また、そのような人が普通の人のメンターになることはまずないからです。
まずは、身近にいる人であなたに色々なことを教えてあげてもいいと思ってくれる人をメンターにすることが大切です。
両親と和解する
人生の安心感の土台となる
両親との関係は、想像以上に人生に大きな影響を与えます。
最新の心理学によると:
• 父親との和解:キャリア構築時の感情的抵抗が少なくなる
• 母親との和解:自分を受け入れやすくなり、創造性が育まれる
仕事ばかりに人生を費やしてしまう人は母親と和解していない可能性があり、
仕事の方向性がわからない人は父親と和解していない可能性があります。
20代など比較的若手といわれる時期は自分のことで精一杯になりがちで両親や周りに対してあまり考えることは多くないかもしれません。
しかし、そのような時期にこそ一度一呼吸おいて自分のルーツでもある両親や親戚のことを考える時間を取ることが重要なのかもしれません。
特に両親に関しては両親が元気なうちに和解しておくことで、その後の人生を安心感を持って進んでいくことができることでしょう。
③【自分軸と人生設計】〜本質的な幸せを見つける〜
表面的な成功ではなく、真の豊かさを手に入れるために。自分らしい人生を歩むための軸を20代で見つけることが重要です。
自分の生まれた目的を知る
30代・40代になると現実的な問題に追われるようになります。
だからこそ、時間のある20代のうちに「なぜ自分が生まれてきたのか」という本質的なことを考えておく必要があります。
それを考えることなく、ただ単に「仕事をする」「子育てをする」ということをすると、ある時、一気に虚しくなることがあります。
しかし、本質的なことを考えておくことで後々、何をしていても自分の軸がブレることはありません。
人生には、トラブルがつきものですが、自分の軸が定まっている人は、そのようなトラブルが起きても影響を受けません。
しかし、定まっていない人は、トラブルが起きたり、他人から何か言われるたびに落ち込んだり、イライラしたりしてしまいます。
だからこそ、20代のうちに本質的なことを考えることが重要となってくるのです。
質問力を鍛える
質問する力がそのまま人生を作る
私たちは普段、無意識のうちに、自分自身に多くの質問を投げかけています。
また、質問にはまた、ダメな質問と良い質問があります。
ダメな例
恋愛がうまくいかない時
「なんで私には恋人ができないんだろう?」と思い込んでしまう。
すると、自分の潜在意識はそれを重要な質問と認識して、「魅力がないから」「収入がないから」などマイナス点が浮かび、落ち込んでしまうことにつながります。
良い例
ピンチや問題に直面した時
「このピンチから学べることは何だろう?」「この状況を打開する方法は何だろう?」など、本人がワクワクして行動につながるような質問をします。
その結果、クリエイティブな解決策を生み出せて行動を起こせるのです。
幸せな成功者は、ピンチの時ほど建設的で前向きな質問を自分にしています。
運の法則を理解する
世の中には、運のいい人と悪い人が存在します。
また、運と言えるものには2種類あります。
・本人が生まれた時にある程度決まっている宿命
・本人が変えられる運命
持って生まれた才能や、家の経済状態などは、変えられません。
しかし、それをどのように活かすのかはあなた次第です。
また、人生を幸せに生きるためには、3つのものが必要です。
・自分で変えられないものを受け入れる強さ
・変えられるものを変えていく勇気
・その違いを見分ける賢さ
人生はどうしてもトラブルは起きます。
そのような時に「どうして自分はこんなに運が悪いのだろう?」と思ったらますます悪い運を引き寄せます。
逆に「ここから何をやればいいのだろう?」と思ったら運がひらけてきます。
また、運の良い人は、以下の3つの運を意識しています
1、 上から引っ張り上げてもらう(年上にかわいがられる)
2.、横から進めてもらう(仲間に応援される)
3.、下から持ち上げられる(年下に慕われる)
自信のある人は自分の力を頼りにし、自分一人でやり遂げようとします。
それはけして悪いことではありません。
けれど、安定的に成功しようと思ったら、一人ではダメです。
助けてもらうことで、あなた本来の運、力が何倍にも大きく育ちます。
運を語るとき、忘れてはいけないのが、自分の直感を信じることです。
どんなに無謀と言われても、ワクワクするような直感に従って挑戦することが、20代の特権なのです。
仮にそれで失敗したとしても前述したように、挽回できるのが20代です。
ワクワクするもの、本当に楽しいと思えることをやることが大切です。
✏️読者として得た学び
20代は世間一般には若手の時期で日々、さまざまな刺激を受ける反面、その鋭い感性により悩む時期でもあるからこそ多くのことに迷い悩んでしまう。
そのような時に大切なのは、本質的なことを考えながらも、自分の正直な気持ちにしたがうことが重要なのだという学びを得た。
🌟今日からできるアクションプラン
- アクション①:「一流体験デー」を月1回設ける
・普段行かない高級ホテルのラウンジでコーヒーを飲む
・美術館や質の高い展示会に足を運ぶ
・一流の人が書いた本を月3冊読む習慣をつける - アクション②:「自分への質問タイム」を毎日5分設ける
・毎日寝る前の5分を「自分への質問タイム」に設定
・「今日の経験から何を学べたか?」
・「明日をより良くするために何ができるか?」 - アクション③:+1%チャレンジで失敗許容度を鍛える
小さなリスクを毎日積むことで“失敗耐性”と行動力を底上げ。
朝イチで今日あえて挑戦する “ちょっと怖いこと” を1つ書き出す
📝まとめ
この本を通して最終的に言えることは
20代で人生をどう幸せに生きるかの基盤を作ることの重要さである。
自分にとっての幸せを明確にし、本質的な成長にフォーカスすることで、真に豊かな人生を送れるようになる。
迷いがあるのは成長しようとしている証拠。
この本の教えを実践することで、30代以降に大きな差がつく人生の土台を築くことができる。
📖書籍情報
20代にしておきたい17のこと
著者:本田健
発行所:大和書房
出版年:2010年4月
✍️この記事を書いた人
『行動につながる読書』
をテーマに、読んだ本の要約とすぐに実践できるアクションプランを発信しています!
読者の皆さんと一緒に成長していきたいと考えています!
→ 次回は『自身を育てる心理学』の要約とアクションプランを紹介予定です!
「この本おすすめです!!」「この本に関して書いて欲しい」などのコメントもお待ちしています!!
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